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福祉分野

朝見留衣

2010年卒
精神保健福祉士・児童福祉司

どんな境遇にあるお子さんにも、必ず未来がある。

虐待やネグレクトといったケースに対して、緊急性の高い事案については保護を、継続的な観察が必要なものは家庭訪問による面接や相談を通じて事態の改善を図るのが私の役割です。また、私一人だけではなく、教育・医療機関や保育所と連携していくのも大切な仕事となります。児童虐待はもちろん痛ましいことです。しかし悪者をつくっても何も始まりません。なぜそうなってしまったのか、加害側である親とも一緒に考え、今できることを見いだしていくという姿勢で各ケースとかかわるように心がけています。最初にケースありきではなく、それぞれの人を見るということです。どんな境遇にあるお子さんにも必ず未来があります。その未来に向けて少しでも支えになれれば、嬉しいですね。